問われるのは安倍政権の政治体質 枝野代表代行

2017年09月23日 08:11

 民進党の枝野幸男代表代行は22日の記者会見で「衆院を解散する以上、ちゃんとした説明責任が必要だ。これまでも(安倍晋三総理は)『丁寧に説明する』と繰り返し言ってきたにもかかわらず、憲法に基づく臨時国会召集に応じず、開いたと思ったら審議しないで解散するとは、卑怯者と言われても仕方がない」と28日に臨時国会召集し、所信表明も野党代表質問もせず、解散する姿勢の政府・与党を強く批判した。

 枝野代表代行は北朝鮮問題が選挙争点になるのかとの記者団の問いに「本当に全国に対応を呼びかけなければならないほどの危機であるなら、解散して政治空白を作るより、危機対応のために、総理が東京で待機するくらいの緊張感をもって臨むべきだ」と選挙の争点になってはいないとした。

 選挙に向け、政策の違いをどう示していくのかの問いには「今回の選挙は、政策そのものが争点にならず、政治姿勢が争点になる選挙。『お友達ばかりに目が行っている政治』といった政治体質が争点になる」と安倍政権の政治体質が争点になると指摘した。(編集担当:森高龍二)