菅直人元総理は1日のブログで「リベラル政治勢力結集のチャンス」と書き込んだ。希望の党の小池百合子代表は郵政改革で郵政民営化に反対する自民党議員を除名し、総選挙に公認しなかっただけでなく、刺客を擁立したが、小池代表は「この時の小泉総理と酷似している」と指摘。自ら、リベラル派としての政治勢力結集へ方針を明確にした。
菅元総理は「小池氏は小泉氏のまねをしている」とし「小泉氏にとっての郵政民営化反対議員の代わりに、民進党のリベラル派議員を置き換えてみれば、小池氏の最近の言動が当時の小泉氏にそっくりだということがよくわかる。つまり自分の本気度をアピールするためにリベラル派議員に刺客を送ろうとしている」との見方をした。
そのうえで菅元総理は「今の状況はリベラル政治勢力にとってもチャンスととらえている」とし「原発ゼロを明確化し、行き過ぎた自由競争による格差拡大に歯止めをかけ、未来世代に誰もが安心できる日本を手渡すことを政策の柱とするリベラル政治勢力を、従来の枠組みを超えて結集するチャンス。若くてリベラルな感性を持つ仲間を国会に送るチャンスだ」と発信した。(編集担当:森高龍二)