東京、愛知、大阪3都府県知事が改革へ政策合意

2017年10月02日 06:17

 東京、愛知、大阪3都府県の知事が9月30日、共同記者会見し、小池百合子都知事(希望の党代表)は「改革に向け、一緒に歩んでいこうということで合意した」とし、合意内容について(1)しがらみのない政治(2)身を切る改革(3)真の地方自治の推進をあげた。3知事は「消費税引き上げ前に政治家が身を切る改革を断行すること」も確認した。

 小池都知事は「私は47都道府県で最も報酬の低い知事。次が愛知の大村秀章知事です。身を切る改革が真の地方分権を進めていくうえで非常に重要。また3都府県で日本の人口の2割を超える。東京圏、愛知圏、大阪圏との括りでは半分以上と言ってもいい。3都府県を元気にすることは日本の経済を元気にするうえで極めて大事。重要な役割を担っている。3都府県連携して日本を牽引していこう、様々な場で一緒に声をあげていこうということで合意した」と述べた。また3党府県での連携を「三都物語」と名付けた。

 大村愛知県知事は「3都府県が連携して日本の改革を進めていくことで合意した」と述べた。合意内容で大村知事は「特に地方分権の確立・推進」に力を込めた。この中で「憲法第8章を改正し、地方政府を位置づけ課税自主権(税目・税率の自主設定)を持たせる」などをあげた。また「成長戦略、脱原発を進めたい」と述べた。

 松井一郎大阪府知事(日本維新の会代表)は「しがらみのない政治、既得権益の打破を実際にやるのは至難の業だ。大阪府は6年前から既得権益にメスを入れ、実施してきた。これを3大都市でやり、全国を牽引していくことが必要」とした。松井知事は「納税者が納得して税金を納められる日本をつくらねばならない」と語った。(編集担当:森高龍二)