政権交代の一点で臨む 小沢自由党代表

2017年10月05日 07:12

 自由党の小沢一郎代表は10月10日公示、22日投開票で実施される衆議院議員選挙(総選挙)に自らは無所属で出馬すると3日の記者会見で語り、小池百合子都知事率いる希望の党に合流して3人が出馬する。希望の党から出馬しなかった候補は無所属、あるいは立憲民主党から出馬することになるが、本人の意思を尊重するとした。

 小沢代表は今回の選挙を「政権交代の選挙」と位置付けた。「安倍政権と対峙し、政権交代を実現するとの一点で臨む」とした。

 そのうえで、政権交代が実現する多数の議席を獲得すれば、誰が総理になるのか「首班指名を誰にするのか、選挙の時にはっきりさせておくべきだと思う」と述べた。

 また、小池代表の希望の党が野党なのか、与党補完の党なのか、安保法制や憲法改正のスタンス、外個人への地方参政権付与反対などの姿勢からは、立ち位置が分かりにくいとの指摘には「希望の党の第一次公認候補の約6割が民進党出身者。野党でなければ選挙にならない。小池代表は分かっていると思う」と記者団に答えた。

 小沢代表は「当初、民進党が中心になって野党を結集するイメージを描いていたのに、民進党がなかなか動かない。その間に、希望の党が出来た。すると、民進党が希望の党からの出馬へとの流れになったので、自由党も、野党結集という意味で、民進党と歩調を合わせることにした」と述べた。一方で、共産党の対応姿勢にも理解できるとした。(編集担当:森高龍二)