「マツダCX-5」、その世界的な人気に応え、生産体制増強を発表したマツダ

2017年10月18日 05:28

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グローバルな人気に応える恰好で「マツダCX-5」の生産増強を発表したマツダ

 マツダは、グローバルで高まる需要に柔軟かつ迅速に対応するために、防府第2工場(山口県防府市)で新型「マツダ CX-5」の生産を開始したと発表した。

 現在、新型「CX-5」の生産は、国内では宇品工場(広島県広島市)で、海外では中国とマレーシアで行なっていた。が、世界的なマツダ製SUVの需要に対応するための生産体制増強策のようだ。

 防府工場での新型「CX-5」の生産開始にあたって、執行役員(グローバル生産担当補佐、防府工場長)の川上英範氏は、「このたび、新型『CX-5』を防府工場で生産開始できたことをうれしく思います。防府工場は、マツダのマザー工場のひとつとして、ブランド価値を向上させるべく、こだわりと誇りと責任を持って、お客様の笑顔を想像しながら1台1台を丁寧に造り込んでいます。本日量産を始めた新型『CX-5』をはじめ、この工場で丹精を込めて造ったすべてのマツダ車が、世界中のお客様の日常をさらに充実させることを願っています。私たちはこれからも、クルマ造りを通じて、日本のモノづくりと地域の発展に貢献してまいります」と語ったという。

 マツダは、中期経営計画「構造改革ステージ2」(2017年3月期~2019年3月期)で掲げているグローバル販売台数165万台の達成に向けて取り組んでおり、近年のグローバルにおけるクロスオーバー系車種の需要増加にスピーディーに対応するべく、フレキシブルな生産体制の構築を進めてきた。

 国内の生産拠点においては、2016年12月に宇品工場に加え、防府工場でもコンパクトクロスオーバーSUV「マツダ CX-3」の量産をはじめ、さらに2017年8月に宇品工場の車体工場においてクロスオーバー系車種の生産体制を強化した。

 マツダ防府工場は1981年に開所し、当初はトランスミッションの生産拠点としていた。防府第2工場は1992年の稼働した車両生産拠点で、2002年から主にアテンザの生産を担ってきた。2013年に防府工場生産累計1000万台を達成。今回、第2工場で主力車種である「CX-5」の生産を始めた。(編集担当:吉田恒)