8月の実質賃金は前年同月比で0.1%減った。厚生労働省が20日発表した毎月勤労統計調査の確報値で分かった(従業員5人以上の事業所賃金)。27年の給与平均を100とした場合、8月の数値は87だった。
また従業員1人あたりの名目賃金を示す現金給与総額は27万3886円で、前年同月比で0.7%の増だった。ただ速報値からは0.2ポイント下方修正された。
名目賃金で産業別で最も高いのは電気・ガスの44万288円。次に学術研究などの39万6252円。金融・保険の38万45円。建設業の36万3508円。低いのは飲食サービス業の12万2946円。生活関連サービス業の20万3790円。その他のサービス業も23万760円だった。
パートタイム労働者の分を除いた一般労働者に限ると、電気・ガスは45万1680円。学術研究は42万9666円。金融・保険が41万6621円。もっとも低い飲食サービス業で27万27万6068円だった。(編集担当:森高龍二)