安倍晋三総理は自民党の萩生田光一幹事長代理に野党側が要求している国会審議に応じる意向を伝えたとの報道があるが、与党側がどこまで野党側の要求に対応するかは国対の駆け引きになりそうだ。
一方、自民党の山本一太参院議員は27日のブログで「年内の審議見送りには国民の反発必至。衆参で予算委員会をやるべきだ」と発信した。
参院自民党執行部会での自らの発言を公表している。発言内容では「11月1日からの特別国会の会期、臨時国会の可能性等をめぐる与野党の協議が始まっている。来年1月下旬の通常国会まで実質審議をやらない公算が高いとの報道もある。しかしながら、自分は、次の国会で(特別国会だろうと臨時国会だろうと)実質的な審議をやるべきだと考えている。臨時国会をやらないのなら、特別国会を延長して時間を確保すればいい。謙虚な国会運営とはそういうことだ」と発言したとしている。
また「少なくとも総理の所信表明、国会での代表質問、衆参の予算委員会はやるのが当然だと思う」と予算委員会の開催は当然としている。内容の濃い予算委員会審議になることを期待したい。(編集担当:森高龍二)