東日本大震災総括担当大臣に平野復興担当大臣

2012年02月15日 11:00

 野田佳彦総理は平野達男復興担当大臣を東日本大震災総括担当大臣として兼務するよう14日付けで任命した。

 東日本大震災総括担当大臣は「政府として東日本大震災への対応を総括し、教訓をとりまとめ、今後の地震・津波災害対策に活かしていくことが非常に重要である」(藤村修官房長官)ことから、震災直後から被災地の復旧・復興にあたってきた平野復興担当大臣に兼務してもらうこととしたとしている。

 藤村官房長官は「東日本大震災総括担当大臣は内閣の担当大臣として東日本大震災対応のうち、地震および津波等への政府の対応について府省横断的に総括し、その教訓をまとめることによって、内閣府の防災担当業務を受け持つ中川正春防災担当大臣はじめ各大臣が行う今後の震災対策に協力、活用していくという役割がある」とし、今後予想される首都直下型地震や東南海・南海地震に備えた対応などに活かされることになる。

 一方、東日本大震災総括の中では東京電力福島第一原発事故が対象外になっている。これについて藤村官房長官は原発事故については細野豪志環境大臣(原発事故担当)が中心的に対応していることや政府、国会でも調査検証機関があり、それぞれ進めていることなどをあげた。(編集担当:福角忠夫)