朝鮮半島で来月、戦闘機230機による米韓演習

2017年11月27日 06:25

 米軍と韓国軍が来月4日から8日に朝鮮半島有事を想定し、最新鋭戦闘機「F22」6機を含む約230機が参加する実戦的な空中演習を朝鮮半島で展開する。米空軍航空機の大多数は嘉手納基地など在日米軍基地から発進する」と聯合ニュースが伝えた。

 聯合ニュースは在韓米軍の第7空軍司令部が明らかにしたと伝え、合同空中演習の名前は「ビジラント・エース」としている。

 それによると米軍は空軍、海軍、海兵隊から約1万2000人の兵力を投入する方針。また米空軍の最新鋭ステルス戦闘機「F22」6機、「F35A」3~4機を派遣する。聯合ニュースは「6機のF22が一度に朝鮮半島に展開されるのは初めて」と伝えた。

 米国は北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定するなど、圧力強化を図っている。トランプ大統領は軍事行動含め「全ての選択肢がテーブルの上にある」との発言を繰り返しており、朝鮮半島情勢は緊迫度を高めたままだ。大規模な米韓軍合同演習で北朝鮮への圧力強化が兆発行為を誘発する逆効果にならないか、懸念する声もある。(編集担当:森高龍二)