日米同盟の対処力・抑止力「さらに強固に」総理

2017年11月18日 06:24

 ハリー・ハリス米太平洋軍司令官は16日、安倍晋三総理を表敬し、先に実施された米国の空母3隻と自衛艦との共同訓練について「日米軍事艦の良い連携になっていく」とした。

 また、ハリス司令官は「先般のトランプ大統領の訪日で、この地域における日米が果たす役割を確認できたことは成果だった」との受け止めを示した。

 安倍総理は「トランプ大統領の訪日で日米の強固な絆を再確認できた」としたうえで「厳しいアジアの安全保障環境の中で日米同盟の対処力・抑止力をさらに強固なものにしていくため、一層連携を確実なものにしていきたい」と述べた。

 両者は北朝鮮情勢についての意見交換で北朝鮮の脅威に対応すべく、日米及び日米韓で緊密に連携し対応していく重要性を確認。インド太平洋地域についても安定と繁栄のため、能力構築を始めASEAN諸国との協力を推進することが重要との認識を共有。日米で緊密に協力していくことで一致した。

 外務省は「在日米軍に関して地元負担を軽減し、在日米軍の安定的駐留のために協力していくことでも一致した」としている。(編集担当:森高龍二)