今年の漢字は「北」、総理個人は「挑」と感想

2017年12月13日 06:15

 今年を象徴する漢字に12日「北」が決まった。日本漢字検定協会が「今年の漢字」を1995年から行っており、ウエブ投票や投票箱で募集し、最も多かった漢字を「今年の漢字」として、京都・清水寺の森清範貫主が揮毫し発表している。

安倍晋三総理は「北」に決まったことに「北に決まったということは、日本にとっても国際社会にとっても、北朝鮮の脅威というのが大変現実的なものとなった」と語り「差し迫った脅威となった1年間であったということだと思う」と述べた。

 そのうえで、自ら選ぶとすれば「私は、挑む。挑戦の『挑』ですね」と答えた。安倍総理は「少子高齢化という大きな壁に挑む、その挑戦をスタートした年でもあった。また、北朝鮮の脅威、北朝鮮情勢に対する、その脅威に対して国際社会と共に挑んでいく、その1年だったと思う。この国難に挑むために、総選挙に挑んだ年でもあったと思うので『挑』む。その1字がふさわしい1年だったと思う」と振り返った。

 北が選ばれた理由には北朝鮮の脅威のほか、九州北部の記録的大雨、北海道日本ハムファイターズの話題などがあがった。2位以下に「政」「不」「核」が続いた。(編集担当:森高龍二)