朝鮮半島平和に向けた協力「揺るぎない」李首相

2018年01月17日 07:04

 聯合ニュースは16日、韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相が16日の記者懇談会で「対日関係について『朝鮮半島の平和に向けた協力などに揺るぎないが、両国関係が少しぎくしゃくする期間がありそう』との認識を示した」と伝えた。

 李首相は慰安婦に関する2015年末の日韓合意について「国家間、政府間で合意があったことは紛れもない事実だ」とし「約束を破棄したり、再交渉を要求したりはしない」と改めて、韓国政府としての立ち位置を説明。

 ただ聯合ニュースは李首相が「韓国政府は▼歴史的な真実▼普遍的な正義▼被害者の立場という三つの基準を持っていると説明した」とも報じている。

 こうした中、北朝鮮対応で意思疎通が一層求められることから、期待される日米韓3か国外相会談や日韓外相会談については魯圭悳(ノ・ギュドク)韓国外交部報道官が同日の定例会見で「カナダで開催される北朝鮮問題に関する外相会合の全体会議の終了後に『日米韓3カ国の別途の協議が開かれると予想される』と述べた」と伝えた。一方で「日本との2国間外相会談開催についてはまだ決まっていないという」と報じている。(編集担当:森高龍二)