ジャーナリズムの役割果たす事、使命そのもの

2018年04月08日 09:36

 NHKの上田良一会長は平成30年度グループ合同入局・入社式で、昨年12月の受信料をめぐる最高裁大法廷判決を紹介し「受信料制度は国民の知る権利を実質的に充足し、健全な民主主義の発達に寄与することを目的としたもの」であること、NHKはその目的を果たすために存在することを自覚し、「公共性と視聴者の信頼ということを常に心においてほしい」と講話した。

 上田会長は「自主・自律を堅持し、公平・公正に、視聴者の判断に資する情報を提供する事、ジャーナリズムとしての役割を果たすことはNHKの使命そのものであり、受信料制度を(最高裁は)そうした自主・自律を担保する制度として認めている」ことへの認識を共有することを求めた。

 また、上田会長は局員や社員ひとりひとりに「先ず、周囲の人たちから信頼される存在であるよう心がけ、ひとりひとりがコンプライアンスを徹底することが、NHKグループが公共的な存在としての信頼を得る土台となる」とも講話した。(編集担当:森高龍二)