野党には能力高い議員多数、政権担当十分可能

2018年04月27日 06:22

 菅直人元総理は26日のブログで、今、解散総選挙があれば「2009年のように自民党が大敗することも十分あり得る」と書き込んだ。そのうえで「野党各党には3期生以上の能力の高い中堅議員が数多くいる。政権を担うことは十分可能」とも書き込んだ。

 菅元総理は「安倍総理は自らが招いたモリカケ問題などで、にっちもさっちもいかなくなっている」との見方を示したうえで「こうした場合、自民党の長老も言うように従来の自民党であれば、総理が辞任し、局面転換を図るのが普通。しかし、2期目の安倍総理は精神的に憲法改正至上主義の右翼的応援団に支えられており、正面突破の解散を考えているよう」と与党幹部から「解散」の言葉が出ていることに反応した。

 菅元総理は「野党は総選挙態勢を急がなくてはならない」とし「ポイントは小選挙区における候補者のすみわけ。現在の国会では野党6党は足並みがそろっており、野党新党ができても小選挙区でのすみわけなど協力体制を組むことは可能」との見方をしている。同時に、自民大敗の場合には「立憲民主党が中心になって政権を担う体制を作らなくてはならない」と、立ち位置を明確にしている。(編集担当:森高龍二)