モリカケ長引く原因は与党にある

2018年06月19日 06:24

 自民党の森山裕国対委員長が森友学園問題、加計学園疑惑を追及する野党に対し「国会質疑が連想ゲームになっている」などと非難したとする報道に、日本共産党の志位和夫委員長は「公文書を改ざんし、交渉記録を廃棄し、虚偽答弁を繰り返し、(安倍総理夫人の)昭恵氏・(安倍総理友人の)加計氏の招致を拒否し、真相究明を妨害し続けておいて、まったく反省がない」と強く反論した。モリカケ問題が長引く原因は与党にある、と指摘した。

 時事通信社が報じたところでは、森山国対委員長は16日の鹿児島市内での党会合で「加計学園理事長と首相が古い友人で、森友学園の名誉校長を首相夫人がしていた故に、ああでもない、こうでもないという議論がもう2年近く続いている」と野党を非難する発言をしたという。

 志位委員長は「時間がたてば(森友、加計問題を)国民が忘れると考えたら大間違いだ」とツイッターで発信。

 森友、加計問題は国民の行政への信頼を根本から揺るがす事態になっており、2年近く続かせてしまった張本人は政府、自民党、公明党にある。森友問題では昭恵総理夫人や谷査恵子夫人付き秘書(当時)、加計学園疑惑では加計孝太郎学園理事長に対する証人喚問を与党が拒否し続けているからに他ならず、早期収束には関係者の証人喚問や参考人招致に与党が応じるほかないのが実情だ。(編集担当:森高龍二)