延長国会前半に加計氏の国会招致を

2018年06月24日 13:56

EN-a_027b

国会は7月22日までに会期延長になった。働き方改革、カジノを含むIR法案審議とともに、森友、加計問題の真相解明機会ととらえ、失われた行政への信頼回復を後押しする国会にしてほしい

 国会は7月22日までに会期延長になった。働き方改革、カジノを含むIR法案審議とともに、森友、加計問題の真相解明機会ととらえ、失われた行政への信頼回復を後押しする国会にしてほしい。

 加計学園の加計孝太郎理事長、渡邉良人事務局長には是非、国会で獣医学部新設のための国家戦略特区が「入り口から、加計ありき」でなかったのか、疑念に対し、客観的資料とともに自らの発言の裏付けを示していただきたい。

 加計理事長は今月19日の記者会見で「(安倍晋三総理との間で)獣医学部の話は一切ない」と明言した。2015年2月25日の総理との面会にも「3年も前のことで記憶にもないし、記録にもなかった」「電話やメールで連絡をとったこともない」と語った。

 加計学園が愛媛県や今治市に行った「2015年2月25日の加計理事長と安倍総理の面会があり、面会で安倍総理は『新しい獣医大学の考えはいいね』との言葉を頂いた」との報告も「渡邉事務局長が勝手にやったと聞いている」と「事務局長がこと(獣医学部開設)を前に進めるために」虚偽報告した旨を明言。自らはかかわっていない旨を強調した。

 では、国会招致があれば、加計理事長はどうするのか。加計理事長は記者団の問いに「それは私が決めることではないので、お待ちしております」と答えた。

 一瞬、聞き間違えたか、自身の耳を疑ったが、加計理事長は「お待ちしております」と確かに答えている。

 19日の記者会見は岡山で行われ、地元(岡山)の記者クラブ加盟社でなければ会見場に入れない。この指示はトップの加計理事長の指示だった、という。

 加計学園報道担当の皆木英也相談役はTV局の問いに「時間的なことや施設の面で地元の記者クラブに限定した。フリーにした場合、どれだけの記者が来るかわからないから」と答え、地元メディアのみを中に入れるというのが理事長の判断か、との問いにも「重要なことはすべて理事長の判断を頂いている」と答えた。

 重要な最たるところは、獣医学部開設へいわば連携するパートナーでもあった今治市やこれを後押ししてきた前知事時代の愛媛県ではなかったのか。その今治市や愛媛県に事務局長が加計理事長の知らないところで勝手に作り話の虚偽報告を行ったというのだろうか。こんなところにも整合性がとれない、矛盾が浮かんでくる。

 安倍総理は森友問題、加計問題にかかる国民の疑念を払拭し「膿を出し切る」と言い続けてきた。加計理事長は国会招致があれば応じてよいとの考えをお持ちのようだ。自民党総裁として延長国会前半に国会招致が実現するよう党に指示してほしい。

 法案を通すことも大事だろうが、政治の根底を揺るがす要因をまず解消することこそ、次へ進むために必要なことだと認識いただきたい。(編集担当:森高龍二)