地方創生担当大臣だった石破茂元自民党幹事長が加計学園の加計孝太郎理事長が今月19日に行った緊急記者会見の手法に「残念でならない」とブログで発信。そのうえで「本来、国家戦略特区の閣議決定に明示された条件を満たしてさえいれば当然に認可されるべきものであり、策をあれこれ弄する必要など無かったはず」と強い疑問を投げた。
獣医学部新設のために閣議決定された「4条件」がクリアされていたのか、今も、客観的資料に基づいた明確な根拠は政府側からは示されていない。国家戦略特区制度での入り口から「加計ありき」ではなかったか、疑問符が付いたままになっている。
石破氏は加計理事長の緊急記者会見に「会見されたことは一歩前進だった」との認識を示したうえで「目的は会見すること自体ではなく、この問題に対する国民の疑問を払拭し、納得を得ることにあったはず」と指摘。
それであるなら「大阪での震災翌日、わずか2時間前の通告、岡山の記者クラブ対象という手法は、本当にその目的を達成するために最善であったかどうか、もっと工夫の余地があったように思われて残念でなりません」と書き込んだ。
加計理事長は緊急記者会見で国会招致に『お待ちしています』と記者団の問いに答えた。国会議員の問いに答え、事実関係を明らかにしていただきたい。(編集担当:森高龍二)