森山国対委員長 憲法審査会の5日開催を目指す

2018年07月03日 06:56

 自民党の萩生田光一幹事長代行は2日午後の記者会見で「森山裕国対委員長から憲法改正審査会について5日(木)にも審査会を目指したい旨の発言があった」と語った。

 一方、日本共産党は自民党を中心とする改憲派の動向に2日の党機関紙(赤旗)で「自民、公明など一部の政党が改憲手続き法(国民投票法)の改定案を国会に提出し、日本共産党などが反対する中、衆院憲法審査会での趣旨説明を強行しようと画策している」とけん制した。

 また、自民党の国民投票法改定案では「国民投票の最低投票率・得票率の規定がない、など現行法の根本的な欠点を放置している」と問題を指摘した。合わせて「放送を使った有料広告が無制限になっている」ことなどの問題点も放置したままになっており「改憲を進めることだけを狙った法案だ」と問題視している。

 そのうえで「憲法にかかわる法案は主要な与野党の合意が建前なのに、自民、公明、維新、希望の改憲支持4党だけで改定案を提出したことにも、改憲が思惑通りいかずに改憲勢力の焦りが明白になっている」とも指摘した。(編集担当:森高龍二)