国交相が今、カジノ法案審議は「罪だ」と福山氏

2018年07月18日 18:06

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は17日夕、政府・与党がカジノを含む統合型リゾート整備法案(IR法案)の審議に「一瀉千里に走っている姿は非常に残念だ」と問題視。

 特に西日本の豪雨災害の対応の要になる国交大臣がこの審議のために委員会に張り付きになっていることについて「鉄道、河川、道路、あらゆる復旧の要。物資の供給やボランティア、自衛隊、消防隊、警察の移動を含め、重要任務にあたっていただかなければいけない大臣がカジノ法案に張り付いているのは残念で仕方がない」とカジノ法案優先の政府・与党の姿勢を強く懸念した。

 そのうえで、石井啓一国交大臣に対する問責決議を参院に提出したことには「自民党と政府に翻弄されて委員会に出なければならなかったのかもしれないが」と石井大臣に同情を示しながらも「豪雨災害の事態は時々刻々と変わる。大臣が陣頭指揮し状況把握している状況なら役人や現場の緊張感も変わる。現場に行くだけでなく、危機管理センターに入り状況をつぶさに把握することも重要。委員会でカジノ法案を(審議)していることは本当に罪なことだ」と問責決議やむなしの認識を示した。(編集担当:森高龍二)