日本共産党の小池晃書記局長は東日本大震災時に実施した被災救援活動募金について、日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)がツイッターで「集めた全額(10億7091万円)を届けていない」と今月11日、ツイッターに書き込んだことに対し、23日「公党の代表であるにもかかわらず、日本共産党の救援活動をゆがめて描き(西日本を中心とした7月豪雨被災救援募金活動に)ブレーキをかけるやり方は断じて許されない」と抗議した。
そのうえで、小池書記局長は10億7091万円の使途を説明した。内訳では義援金として5億9357万円。救援物資の購入に2億52万円。ボランティア約5万人が現地で活動した際の救援に使う機材やがれきの撤去費用に2億2958万円。資材・郵送料など諸経費に4724万円を充てていた。
小池書記局長は「救援募金は全額、被災地、被災者のために使っており、募金してくれた方、被災者の気持ちに一番副った使い方をしている」と説明。松井代表のツイッター内容に「ボランティア活動や救援活動の現場を知らない者のざれ言といわざるをえない」と抗議した。
松井代表はツイッターで「僕は皆さんが募金を懐に入れたとは言っておりません。あくまで、募金の一部を経費とされたと申し上げています」(11日)との追発信も行っていた。(編集担当:森高龍二)