メルセデス、V6ではなく直6 のクリーンディーゼルエンジン搭載「S400d」を発表

2018年09月11日 06:36

Mercedes S Diesel

新たにメルセデス・ベンツの最新クリーンディーゼル「OM656型」エンジンを搭載する「S400d 4MATIC」1160.0万円、エンジンの最高出力は340馬力(250kW)、最大トルク700Nmと発表されている

メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ブランドの最高級セダン「Sクラス」に新型直列6気筒クリーンディーゼルエンジン「OM656型」を搭載した「S400 d」「S400d 4MATIC」、130mm全長が長く、後席の居住空間を広げたショーファードリブンモデル「S400dロング」「S 400 d 4MATICロング」の4モデルを追加し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店で予約注文の受付を開始した。

 なお、納車は今年10月以降を予定し、S400dおよびS400 dロングは11 月頃の納車を予定している。

 2013年にフルモデルチェンジした、現行型メルセデス・ベンツSクラスは、最先端の「インテリジェントドライブ/知能を備えた革新的テクノロジー」「究極の快適性」「徹底した効率向上」をコンセプトに、新時代のプレステージカーとして登場。世界累計販売台数30 万台を超えるラグジュアリーセダンだ。2017年、安全性と快適性、効率性を高次元で融合するインテリジェントドライブがさらに大きく進化、クルマが通信機能を持ち利便性を飛躍的に向上させる「Mercedes me Connect」を初導入。新開発のパワートレインの導入など、安全性と快適性、効率性などを飛躍的にアップさせている。

 今回追加する4 モデルは、バランスに優れ、コンパクトな新型直列6気筒クリーンディーゼル「OM656型」エンジンを搭載しており、高い効率性だけでなく、欧州において導入されているRDE(Real Driving Emission、実路走行試験)規制に適合するなど、高い環境性能も併せ持つモデルだ。

 搭載する「OM656型」エンジンは、モジュラーコンセプトを採用した最高出力340馬力(250kW)、最大トルク700Nmを発揮する、メルセデス・ベンツの最新クリーンディーゼルエンジンで、効率性や環境性能の追求はもちろん、低振動で高い静粛性を持ちながら、スムーズな加速を実現している。

 シリンダーピッチを90mm、シリンダー間の厚みを8mmとして、全長をコンパクトにまとめたことで、多様なモデルに搭載することを可能にした直列6気筒クリーンディーゼルエンジンだ。ターボチャージャーは、2ステージターボで、小さいタービンにはさらに可変タービンジオメトリーを採用しており、低回転域から高回転域まで全域でトルクフルな加速を可能にしている。

 この最新の直6クリーンディーゼルエンジンを搭載するメルセデス・ベンツSクラスの価格は、標準ボディが1116.0万円から1160.0万円。ロングホイールベース版が1461.0万円から1505.0万円となる。(編集担当:吉田恒)