鳩山元総理、植民地と米原爆投下の二重被害謝罪

2018年10月04日 14:01

 韓国・聯合ニュースは鳩山由紀夫元総理が3日に韓国を訪れ「第2次世界大戦中に広島や長崎で被爆した韓国の原爆被爆者を見舞った」と被爆者女性の手を取り言葉をかける様子を写真入りで報じた。

 記事では鳩山元総理は被爆者に対し「植民地と米国の原爆投下による二重の被害を受けた皆さんに謝罪を申し上げたい」と謝罪の言葉を述べた、という。合わせて「日本の首相経験者として、日本政府がきちんと賠償や支援をすべきだと指摘した」とも伝えている。

 記事では「韓国・釜山大が2日、鳩山氏に名誉博士号(政治学)を授与した」とも伝えた。鳩山元総理が今回訪ねた韓国南部・慶尚南道陜川郡(ハプチョングン)は『韓国の広島』と呼ばれるほど「韓国国内で存命の被爆者約2000人のうち、最も多い600人余りが暮らしている」町。

 聯合ニュースは「鳩山氏は日本の首相経験者として初めて、被爆者が暮らす『陜川原爆被害者福祉会館』の慰霊閣を訪問。その後、同福祉会館に入居する被爆者約30人と面会した」と伝えた。(編集担当:森高龍二)