藤村修官房長官は米軍普天間飛行場の移設に伴う代替施設として名護市辺野古への施設建設に向けた政府の姿勢について、15日のNHK日曜討論で田中直紀防衛大臣が「埋め立てについて、年内に着工できるかどうかが当面の手順だと発言した」として、年内着工を表明したものではないかとの報道が一部でなされていることについて、16日「勝手な受け止めをして頂いては困る」と報道陣に発言。「年内着工を表明するような発言ではなかった」と正確な報道を求めた。
藤村官房長官は「日曜討論でのやりとりを正確に良く聞いて頂きたいと思う」とし、「確かに年内にできるかどうかという発言はあったが、(田中防衛大臣は)沖縄の理解がなければ進まないとも述べている。年内に着工するか、あるいは、それを目標にするといったような発言はしていない」と改めて説明し、沖縄県民からの政府への信頼再構築に努めなければならない時期だけに正確な報道を強調した。(編集担当:福角忠夫)