立憲民主党の枝野幸男代表は10日開いた両院議員総会で2019年は「2018年は国会が一番ひどかったけれど、翌年から立ち直り始めた、といわれる年にしなければならない」と語り来年の統一地方選挙、夏の参議院議員選挙で結果を出し、政治転換の年になるよう、草の根の民主主義を実現するため引き続き努力していく決意を示した。
また外国人受け入れ拡大のための改正出入国管理法に対して、国会の審議を振り返り「(慎重な審議を経ず採決、可決、成立した)結果は残念だったが、皆さんにご奮闘をいただき、いかに今の(政府・与党の)国会運営がひどいか、中身のない、白紙委任のような法案を含め、ひどい法案を強引に押し切ったかということは国民の皆さんに知っていただくことができたのではないか」と国会で一定のチェック機能は果たせたとの認識を示した。
長妻昭政調会長は改正出入国管理法について、今後中身の制度設計を政省令で政府が決め、来年4月の施行までに法制度の全容を国会に示すと安倍晋三総理が約していることも踏まえ「技能実習生の闇を明らかにするためのワーキングチームを政務調査会のなかに設置し、政府がおかしな省令や政令を作らないように取り組んでいく」とした。(編集担当:森高龍二)