議会の自殺行為を与党国対繰り返していると危惧

2018年12月01日 08:06

 立憲民主党の枝野幸男代表は29日の記者会見で出入国管理法改正案をはじめとする法案審議の在り方について「議会の自殺行為を与党の国対が繰り返していることを大変危惧している」と与党の委員会委員長が職権で強引に委員会を開催し、数の力で採決するやり方を強く危惧した。

 枝野代表は「議会の役割は、しっかり野党の声を聞くことだ。われわれもほとんどの法案は問題がなければ委員会審議で賛成し成立させている。ごく一部の大変問題な法案等につき、十分な審議時間を取って国民にも周知を図りながら丁寧な手続きでものを決めていくという、日本国憲法施行以来積み重ね上げられてきた慣習・慣行がある」と指摘。

そのうえで「慣習・慣行を全く無視し、数を持っているのだから何でも押し切ればいいというのは議院内閣制、議会制民主主義に対する無知と言わざるを得ない。こうした基本的な認識に欠ける政権が続いていることに強く危惧する」と正常な国会運営を行うようけん制した。

また出入国管理法改正案に対する対案提出の考えについては「現状の技能実習制度の実態が明確にならない限り、そして、この弊害をどう取り除くかということがない限り、その先の議論には進みようがない」と技能実習制度の問題を鮮明にし、その問題の解決を図ることが先決だとした。(編集担当:森高龍二)