冬は、女性の肌にとっては過酷な季節だ。冷え込むと皮脂腺や毛穴が閉ざされ、毛細血管の血流が悪くなる。しかも、年末年始などのイベント事が重なり、ついつい生活リズムが乱れがちに。肌のコンディションを健全に保つには、いつもよりも注意が必要だ。
そんな冬のダメージ肌には、なるべく優しい成分のものを選びたい。昨年も様々な化粧品メーカーやコスメブランドから自然派志向の商品が発売されているが、その中でも注目度が高いものをいくつか紹介しよう。
創業以来、無添加主義を貫いている株式会社ハーバー研究所は、一般的な乳化剤を使用せず、ビタミンC誘導体でスクワランを乳化するという「ビタミンC乳化法」を独自に開発し、特許を取得。この技術を使って「VCスクワミルク」「VCスクワミルク プレミアム」「ポアスリムエッセンス」を商品化し、限定で発売している。
また、コーセーグループのアルビオンは「イグニス」ブランドから、完全無農薬栽培の「白神産ヨモギエキス」を使用した「プレミアム ネイチャーミルク」を発売。素材へのダメージを最小限にするフランス・コディフ社の独自技術「リキシビエーション」を活用して抽出し、素材本来の力を最大レベルで引き出すことで、肌を深部から活性化。速効的にハリ・弾力を与える乳液をつくり出した。。
そして昨年から、コスメ業界で注目を集めているのが「アピセラピーコスメ」だ。アピセラピーとはもともとは、ヨーロッパで古くから親しまれてきた、ハチミツやプロポリス、ローヤルゼリー、花粉などの「アピ(ラテン語でミツバチ)の恵み」を健康に役立てる自然療法のこと。近年、これらを応用したコスメが日本でも増えており、需要が拡大している。
具体的な商品としては、山田養蜂場が昨年11月に2種類のローヤルゼリーエキスを60%も配合した「薬用 RJエッセンス EX」を新発売し、早くも話題になっている。
同社では早くからミツバチ産品の高い美容効果に着目しており、それらを使ったアピセラピーコスメを展開しているが、今回の「薬用 RJエッセンス EX」はさらに美白やエイジングケア成分もプラスし、シミやシワ・たるみ、を徹底ケアする商品として開発したものだという。養蜂家が販売している商品だから品質もお墨付き。今回からフルラインで徹底エイジングケア。アピセラピーコスメ初心者にも勧めたい逸品だ。
肌が敏感になる季節だからこそ、天然成分を配合した肌に優しい商品を選びたい。美しい肌のまま、厳しい冬を乗り切りたいものだ。(編集担当:石井絢子)