根本厚労相の罷免を要求 福山幹事長

2019年01月29日 06:06

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は27日のNHK「日曜討論」で根本匠厚生労働大臣の罷免を求めるとともに厚労省の特別監察委員会に政府側が出した資料の国会への速やかな提出を求めた。福山幹事長はツイッターでも罷免を求めたことを発信した。

根本厚労大臣が新年度予算案の閣議決定前日に統計不正の一報を受けたのに適切に対応しなかったことを重大としている。対応のまずさが予算案を修正し、閣議決定やり直しの異例事態を招いた。

福山幹事長は「厚労相は昨年12月20日に毎月勤労統計の不正について報告を受けていたにも係わらず、官邸にも、閣議でも、そのことを報告せず、翌21日に2019年度予算案は閣議決定に至った」と指摘。

また福山幹事長は「厚労省の特別監察委員会の報告書は厚労省のお手盛りで、信用できない」とした。HPで福山幹事長は一連の問題について「予算委員会の集中審議で徹底的にやるべき」と提案した。また日本共産党の小池晃書記局長も同番組で「問題の解明は予算審議の大前提だ」と徹底議論するよう訴えた。通常国会は28日、召集される。(編集担当:森高龍二)