SUBARU、米国中の「シカゴオートショー」で新型「レガシィ」を世界初公開

2019年02月10日 11:25

SUBARU 7th LEGACY

米「シカゴオートショー」で初公開となった7代目新型「レガシィ」、新しい2.4リッター水平対向4気筒ターボエンジンを搭載する

 SUBARUは米国シカゴにて開催中の「2019シカゴオートショー」において、米国仕様の新型「レガシィ」を世界初公開した。

 1989年に誕生した「レガシィ」は、今回のフルモデルチェンジで7代目を迎えるSUBARUブランドのフラッグシップセダン。クルマを通じて新たなライフスタイルや人生の愉しみ方を提案することで、乗る人の生活を更に豊かにする。30年の歴史を積み重ねてきたなかで、歴代「レガシィ」はユーザーの信頼を獲得し、「生活に寄り添うクルマ」としての価値を提供し続けてきた。

 7代目となる新型「レガシィ」でもこの価値は強固に受け継がれるとともに、「自由な行動を約束してくれる安心感のあるセダン」というコンセプトは更なる進化を遂げている。

 エンジンは低回転域から力強いトルクを発生する2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジン(最高出力260hp/5600rpm、最大トルク277lb-ft/2000-4800rpm)と、直噴化により効率を高めた2.5リッター水平対向4気筒エンジン(最高出力182hp/4800rpm、最大トルク176lb-ft/4400rpm)の2種類を用意。なかでも新開発の直噴ターボエンジンは低回転から力強いトルクを発生し、アクセルの踏み始めからスムーズな加速を実現する。
 組み合わせたリニアトロニックは変速比幅の更なるワイドレンジ化とともに、油圧システムの刷新により駆動力の伝達効率を高め、高い燃費性能と走行性能を両立するという。駆動方式は言うまでもなく「シンメトリカルAWD」である。

 車体剛性を最適化するSUBARU GLOBAL PLATFORMを採用し、かつボディ骨格を強固に組み立ててからアウターパネルを溶接するフルインナーフレーム構造を初めて採用したことで高剛性化と軽量化を両立した。これによって高い動的質感を大きく進化させることが可能となり、ステアリング操作に対する正確なレスポンス、快適な乗り心地、静粛性の高い室内空間を実現した。新型のボディサイズは全長×全幅×全高4840×1840×1500 mm、ホイールベースは2750mmとなった。

 また、SUBARU自慢の運転支援システム「アイサイト」には、米国仕様として初めて車線中央維持制御・先行車追従操舵制御を追加。安全運転を支援するドライバーモニタリングシステムも組み合わせることで、更に安心感を高めた。

 エクステリアは動きを感じさせるスリークなシルエットを描きつつ、厚みや立体感を持たせたボディパネルで、躍動感とたくましさを同時に表現した。インテリアには、11.6インチ大型ディスプレイを備えたインフォテインメントシステムを新たに採用。フラッグシップモデルに相応しい高い質感、革新的な機能性を加えることで、快適で愉しい移動空間を提供する。

 新型「レガシィ」(米国仕様)は、米国生産拠点 Subaru of Indiana Automotive, Inc.にて生産し、2019年秋頃から販売を開始する予定だ。(編集担当:吉田恒)