民主時代「悪夢」、安倍政権「現実悪い」枝野氏

2019年02月13日 06:19

立憲民主党の枝野幸男代表は11日、都内で開いた全国幹事長・選挙責任者会議で、安倍晋三総理が10日の自民党大会で自民党総裁としてあいさつし「12年前の亥年の参院選挙で惨敗した。(その結果)悪夢のような民主党政権が誕生した。民主党政権時代のような時代に戻すわけにいかない」とアピールしたのに触れ「悪い夢ではなく現実が悪くなっているのがいまの現状ではないか」と安倍政権下で拡がる格差社会、将来への不安など悪夢でなく現実に起こっていると反論した。

 枝野代表は「現実にいま足元で起きていることは何なのか。一部の限られた人だけはアベノミクスと称するものの恩恵を受けているが、多くのふつうの暮らしをしている国民の皆さんにとっては、どんどん暮らしが厳しくなり、老後や子育てなどの不安が大きくなっている」と指摘。

 枝野代表は「現実が悪くなっているのがいまの現状ではないか」と述べ「私たちは夢ではなく現実を、国民生活の立場に立って社会を下から支えて押し上げる。そのために自信をもって進んでいく」と強調。衆参ダブル選挙も視野に「いつ衆院の解散を打って出られても、われわれが大きく躍進し、日本の政治の流れを変えられるように取り組んでいきたい」と呼びかけた。(編集担当:森高龍二)