韓国・李朝鮮半島平和交渉本部長が訪米

2019年03月06日 06:58

 聯合ニュースは5日、韓国外交部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長が5日から訪米し、米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表と会談すると報じた。首脳会談の結果について説明を受け、米朝対話の早期再開などについて協議する見通しとしている。

 韓国は「米朝対話の仲介役として果たす役割についても議論するとみられる」と報じた。さきの米朝首脳会談は合意に至らなかったが、交渉継続に道を残している。

 米韓では両国軍による大規模な合同軍事演習を打ち切り、今年は規模も期間も大幅縮小して4日から演習に入っている。

 規模の縮小や期間短縮は新たな北朝鮮への過剰な刺激を避ける配慮をしたものとみられ、聯合ニュースは韓国軍関係者の話として「演習の規模は韓米連合防衛態勢の維持や現在の安全保障状況などを踏まえ、韓米が協議して決めた、と説明した」と伝えた。そのうえで「規模・期間の大幅縮小での演習に北朝鮮がどのような反応を示すのか注目される」とした。(編集担当:森高龍二)