立憲民主党の枝野幸男代表と国民民主党の玉木雄一郎代表は23日、会談し「衆院小選挙区の候補者調整の協議を開始する」「参院選1人区の候補者の一本化を5月連休明けに決める」などの考えを共有した。
自民党が参院選を優位に戦うために「消費税実施の延期の信を問う」など理由にならない理由を掲げて衆参ダブル選挙を仕掛ける可能性も視野に入れた対応とみられる。
玉木代表は枝野代表からは「市民連合からの提案を踏まえ野党の共通政策を取りまとめるために政策担当者で今週中に第1回の協議を持つこと」「行政監視機能を高めていくための制度づくりについて、今国会で具体的に野党が共同して作業を進める」という点でも提案があり、賛同した旨を記者団に答えた。
玉木代表は「ダブル選挙があるかもしれないという緊張感を共有し取り組んでいきたい」と述べた。
また枝野代表は24日、ツイッターで「参議院選挙が近づいています。衆議院とのダブル選挙も濃厚です」と発信し「5月3日から全国縦断で遊説に回ります。連休中を考慮し、直接の観光地以外で人出の多いところ、ということで大都市になります」と書き込んだ。
ツイッターによると「3日に札幌、4日に仙台、大宮、千葉、東京、5日は横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、6日に岡山、福岡、那覇」を予定している。(編集担当:森高龍二)