野田佳彦総理は4日、年頭の記者会見で昨年9月はじめに野田内閣発足時に最重点・最優先課題としてあげた(1)東日本大震災からの復旧・復興(2)原発事故の収束(3)日本経済の再生を、引き続き最重点・最優先課題としてあげ、「今年も3つの大きな命題に挑戦していきたい」と行政推進の大きな柱と位置づけ、強力に推進していきたい旨を語った。
野田総理は東日本大震災からの復旧・復興については「昨年末に第3次補正予算が成立し、あわせて復興交付金や復興特区といった新しい仕組みもできた。まもなく復興庁も設置する。この司令塔(復興庁)を中心に力強く復興を推進していく」と語った。
また、原発事故の収束については「賠償と健康管理、除染の柱をしっかりしていくことが福島再生につながる」とし、「力こぶを入れてしっかり取り組んでいきたい」とした。
日本経済の再生については「第3次補正予算の中でも立地補助金、中小企業の金融支援策など切れ目ない経済対策を盛り込んだつもりだが、デフレ脱却に向け、日本銀行と今まで以上に連携を深めながら、デフレ克服に取り組みたい」とした。(編集担当:福角忠夫)