国連が北朝鮮の食糧事情が過去10年で最悪の状況にあり136万トンの食糧支援が必要との実地調査の結果を発表したのを受け、韓国統一部の李相旻(イ・サンミン)報道官が8日の定例会見で「同胞として人道的な面で憂慮している。国際社会と緊密に協力しながら北の住民に対する人道的な食糧支援を推進していく」考えを述べたことを聯合ニュースが伝えた。
食糧支援を人道的に推進する韓国の考えに対して米・トランプ大統領も7日夜の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話会談で「韓国が人道的観点から北朝鮮に食糧を提供することは極めて時宜にかなうもので、肯定的な措置になる」と評価したと食糧支援を支持する意向だったという。
金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官は同日、記者団に北朝鮮への人道的な食糧支援について具体的に準備するための会議を招集する考えを明らかにしており、食糧支援の時期や方法、規模など具体的な対応で協議に入るもよう。(編集担当:森高龍二)