安倍晋三総理は22日、海外遊説前の会見で今回の訪問目的について「約2か月に迫ったG20(金融世界経済に関する首脳会合)大阪サミットに向け、各国首脳と世界経済、自由で公正な貿易の推進、女性の活躍や気候変動問題等、主要議題についてじっくり話し合い、成功に向けて連携を確認しあいたい」と語った。
総理は特に「トランプ大統領との首脳会談は久々の首脳会談で、大変楽しみにしている」と語った。また「TAG(日米物品貿易協定)交渉、日米貿易交渉、茂木・ライトハイザー間では大変有意義な議論が行われた」とし「この交渉が日米双方にとって利益となるよう、またアジア太平洋地域に自由で公正な貿易を広げていくものとなるよう進捗を確認したい」と首脳会談で確認する考えを示した。
安倍総理は北朝鮮問題についても触れ「最新の情勢についてトランプ大統領と一緒に分析したいと思っている」とし「朝鮮半島の非核化に向けて方針をしっかり緻密に擦り合わせたい。また拉致問題について1日も早い解決に向け連携を確認したい」と意欲を示した。
安倍総理は22日から29日までの日程でフランス、イタリア、スロバキア、ベルギー、アメリカ、カナダを訪問する。(編集担当:森高龍二)