5野党会派の国対委員長、丸山議員に辞職求める

2019年05月16日 10:37

 立憲民主、国民民主、共産、社会保障を立て直す国民会議、社民の5野党・会派は15日開いた国対委員長連絡会議で「戦争で島を取り返すことに賛成か、反対か」「戦争しないとどうしようもなくないですか」など北方4島のビザなし交流の訪問団に参加した11日の夜に訪問団の団長に対して発言した丸山穂高衆院議員に対し、丸山議員が衆院から派遣されたことを踏まえれば衆院の対応が問われる問題だとして「議員辞職を求めていく」ことを決めた。

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は「(丸山議員の発言は)論外だ、コメントするに値しない、と言ったが、その気持ちは今も変わらない。こういった国会議員が存在していたこと自体が、国際的に言っても日本の恥だし、非常に残念だ」と断罪した。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は「憲法を順守すべき国会議員として論外。許されない暴言であり、議員辞職は当然だ」と議員辞職すべきだとした。

一方、丸山議員はツイッターで「今回の件で不適切性や配慮を欠いていたことについて認め、撤回と謝罪するのは当然」と書き込んだうえで「議会案件で言われたまま黙り込むことはしない」とし「その機に国内、国外へ向けて様々発信で申し述べるし、可決されようがされまいが任期を全うする」と議員辞職勧告決議が行われても議員を辞する考えがない旨、書き込んでいる。(編集担当:森高龍二)