F35大量購入に「世界最高の空軍持つ事に」と

2019年05月29日 06:49

 「日本は世界最高の空軍を持つことになる」。トランプ米大統領は27日の日米共同記者会見で、日本がアメリカから最新鋭ステルス戦闘機「F35」を105機購入することを、こう表現し、歓迎した。

105機のうち42機はF35Bと呼ばれる「短距離離陸(離艦)・垂直着陸(着艦)」できる戦闘機。F35Bは空母型護衛艦「いずも」に搭載する。いずもには一度に10機搭載が可能という。F35の買い付け価格は1機100億円を超える。

 米国にとって日本は上得意になっている。安倍晋三総理とトランプ大統領は28日には神奈川県の海上自衛隊横須賀基地に停泊中の護衛艦「かが」を訪れた。そこでもトランプ米大統領は「日本は最大の(F35)購入元だ」と日本が大量購入することを語った。

 岩屋毅防衛大臣は28日の記者会見で「米国の優れた防衛装備品を調達することは日本の防衛力を充実、強化していく上で非常に重要なことだ」と述べた。また「両首脳夫妻による『かが』の訪問は日米同盟の強固な絆と日米が緊密に連携し、自由で開かれたインド太平洋を構築していくという意思を内外に示す意義がある」と強調した。(編集担当:森高龍二)