政府は社会保障と税の一体改革の素案を年内にまとめる予定だが、内閣府の国民生活に関する世論調査で、政府が力を入れるべき施策のトップに「医療・年金など社会保障の整備」(67.1%)があがり、「東日本大震災からの復興」(51%)を上回って、社会保障への関心の高さが浮き彫りになった。
調査は今年10月13日から11月6日にかけて全国の20歳以上の1万人を対象に個別面接聴取により実施され、6212人から有効回答を得たもの。
その結果、トップに「医療・年金など社会保障の整備」があがり、次いで「景気対策」(66.3%)、3位に「高齢者対策」(52.4%)と続いた。震災から9ヶ月が過ぎたこともあってか、「大震災からの復興」は51%にとどまった。震災発生からの時間経過により関心が次第に薄れていることをうかがわせていた。(編集担当:福角忠夫)