立憲民主党の枝野幸男代表は5日、野党統一の無所属新人候補への応援演説先で、記者団の問いに答え、北方領土問題について「北方領土は(日本)固有の領土であり、今、(ロシアによる)不法占拠状態にあるという言葉が言えなくなっているというのは、明らかに外交的な大幅な後退だ」と安倍政権の姿勢を強く問題視した。
枝野代表は「領土について後退するというのは許されることではない。そうではないということであれば、きちっと、北方領土は日本固有の領土であり、今、不法占拠状態だとカメラの前で安倍総理に言っていただきたい」と断じた。
また枝野代表は「ずっと停滞してきた日本の民主主義をバージョンアップし、一人一人の暮らしを起点とした経済や政治に変えていく。その選択肢をしっかり掲げ、戦っていくことが我々の責任だ」と強調。
枝野代表は「多くの国民のみなさんが求めているのは老後や子育て、雇用などの生活不安、この生活不安を拡大させてきた政治を止めなければならない」とし「生活防衛という、今、最も求められていることに取り組む野党一本化の候補か、改ざん・隠ぺいをしながら強いものだけをより強くという今の政治がいいのか、ということを有権者の皆さんに判断していただきたい」と訴えた。(編集担当:森高龍二)