独立行政法人中小企業基盤整備機構が全国の中小企業約1万9000社を対象に商工会・商工会議所の経営指導員、中小企業団体中央会の調査員の協力を得て4半期毎に実施している「中小企業景況調査」の4-6月期の結果、全産業の業況判断DIはー15.5(前期差0.6ポイント減)と2期連続して低下した。
それによると製造業の業況判断DIはマイナス15.0と前期差0.5ポイント減となり、4期連続して低下した。業種別では化学、印刷、窯業・土石製品、食料品など7業種は上昇したが、パルプ・紙・紙加工品、機械器具、木材・木製品、金属製品など7業種が低下した。
非製造業では業況判断DIはマイナス15.6と前期差0.6ポイント減となり、3期ぶりに低下。特にサービス業、小売業で低下した。
全産業の資金繰りをみると、資金繰りDIはマイナス11.8と前期差0.7ポイントの減となり、3期ぶりに低下した。(編集担当:森高龍二)