来年度一般会計予算政府案90兆3339億円

2011年12月26日 11:00

 政府は24日、平成24年度予算案を閣議決定した。一般会計予算の総額は90兆3339億円となり、23年度当初予算(92兆4116億円)に比べ2兆777億円、率にして2.25%減少させた。また国債による歳入は44兆2440億円とし、前年度当初予算の水準(44兆2980億円)を上回らないものとするとした方針内に納めている。

 歳出をみると、社会保障関係費が26兆3901億円で歳出全体の29.2%を占めた。また国債費が21兆9442億円と24.3%を占め、次いで地方への交付税交付金などの関係で16兆5940億円(全体に占める割合は18.4%)、経済危機対応・地域活性化予備費に9100億円、東日本大震災復興特別会計への繰り入れに5507億円などをあてている。

 公務員宿舎については建設経費は8億円とし、前年度当初に比べ4分の1になった。また新規建て替え案件については予算計上していない。公務員定員管理については「大震災関連で必要な増員に適切に配慮しつつ、定員縮減へ大幅な純減を確保した」とし、大震災関連(時限)と振り替えを除いた純減は2018人となり「平成14年度以降で最大幅になった」としている。また、震災関連を含めた数値でも1300人の純減になる。(編集担当:福角忠夫)