秋田・山口での再調査、外部専門家の関与を得る

2019年08月10日 08:52

 岩屋毅防衛大臣は地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の秋田、山口への配備に向けた再調査に関し、9日までの記者会見でそれぞれについて、調査への考えを述べた。

 この中で秋田については「秋田市に説明した資料のうち、データに誤りがあった『他の国有地』の検討については、遮蔽物との角度をより精緻に掌握するために現地での測量を行う、あるいはインフラ条件等に係る評価をより詳細かつ精緻、客観的に精査することにしている」とした。

 また山口県のむつみ演習場については「演習場の近くに所在する高台である西台の標高について現地での測量を実施する」とした。

 岩屋大臣は秋田、山口などでの調査に当たっては「外部の適切な専門家の関与を得る。そうした点も含め、調査の具体的な要領、手法、スケジュール等細部について省内で調整を行っているところだ」とし「検討・調整が終わり次第、速やかに調査を実施したい」と語った。

 一方、電波環境調査については「転記ミスだったので、やり直す考えは目下のところない」と述べた。(編集担当:森高龍二)