野党統一での推薦候補が自民推薦候補を大差で破り、埼玉知事選に続き連勝した。岩手県知事選挙は8日投開票され、現職で立憲・国民・共産・社民の推薦する現職の達増拓也氏(無所属)が自民推薦・公明県本部推薦の新人及川敦氏(無所属)に圧勝した。投票率53.46%。
達増氏は40万2803票、及川氏は15万5504票だった。国民民主選対本部長相談役の小沢一郎衆院議員は「今回の圧倒的勝利は多くの政策や常に被災地に寄り添ってきた政治姿勢が評価された結果と認識している。埼玉に続く野党共闘候補の勝利。政権の暴走を止めるために引き続き『結集』を完成できるよう全力で取り組んで参ります」とツイッターで発信した。
日本共産党の志位和夫委員長は「ここでの勝利は全国の共闘の前進にとっても大きな励ましになる」と受け止めるとともにツイッターで「岩手県知事選の勝因は(1)医療費・介護保険利用料の免除措置の継続をはじめ被災者に心を寄せた達増県政に絶大な信頼があること(2)立憲、国民、共産、社民が心一つに本気の共闘に取り組んだことにあると思う」と発信。「大義の旗を掲げ、本気の共闘にとりくめば必ず勝てる。この流れを国政に広げよう」と呼びかけた。(編集担当:森高龍二)