自民党の石破茂元幹事長は憲法9条(戦争の放棄)「2項」を削除する案について「自民党総務会で正式党議された、れっきとした『自民党案』である」と9月27日のブログに書き込み、安倍晋三自民党総裁が突然言い始めた『2項』のあとに「3項」で自衛隊を書き加える案に、党内手続きを含め疑問を提起し、強く反論した。
石破元幹事長は党総務会で正式な党議を経た「2項削除」党案と、その後に総裁が言い始めた「2項を残して、自衛隊を追記する」案との『まずは整合性が問われるべき』と」改めて党内議論しなければならない案件だとアピールした。
安倍総裁(総理)は「憲法に自衛隊を追記するだけで、現行の憲法9条になにも変わるところはない」と国民に発信し続けている。
しかし、これがまやかしであることは、日本政策研究センターが「速やかに9条2項を削除するか、自衛隊を明記した第3項を加えて、2項を空文化させるべき」と機関紙(明日への選択2016年11月号)で提起していることからも『2項を空文化させるものである』ことを裏付けている。ごまかしは許されない。(編集担当:森高龍二)