憲法審査会での議論は国民への責任?と総理演説

2019年10月06日 08:10

 第200回国会が4日、召集され、安倍晋三総理は所信表明演説の中で「令和の時代に日本がどのような国を目指すのか。その理想を議論すべき場こそ、憲法審査会ではないか」と持論(自分の意見)を展開し、憲法審査会で議論していくことが国民への責任などと訴えた。

 安倍総理は「令和の新しい時代、その先の未来を見据えながら、この国の目指す形、その理想をしっかりと掲げるべき時」などと、元号が改まったことと憲法会見議論は全く別のことであるのに、これを関連付け「現状に甘んずることなく、未来を見据えながら、教育、働き方、社会保障、我が国の社会システム全般を改革していく。令和の時代の新しい国創りを共に進めていこうではありませんか」と訴えた。

 そのうえで「その道標は憲法」と憲法に対する認識について持論を展開。「令和の時代に日本がどのような国を目指すのか。その理想を議論すべき場こそ、憲法審査会ではないでしょうか。私たち国会議員が200回に及ぶその歴史の上に、しっかりと議論していく。国民への責任を果たそうではありませんか」と元号が令和になったので憲法議論をするのが国会議員の責任という論理を展開した。(編集担当:森高龍二)