地元野党議員は総理後援会の拡大に利用と感じる

2019年12月03日 07:21

 総理が公費で主催する「桜を見る会」をめぐり、安倍総理の地元・山口県の地元自治体の野党議員は、桜を見る会を総理が自身の後援会組織の拡大に利用していると感じていることや問題発覚後「かん口令が敷かれている疑い」などがわかった。

 立憲・国民・共産など野党でつくる桜を見る会追及本部は1日から山口県入りし、地元市議会議員や桜を見る会参加者からヒアリング。今回の問題を国会で追及するきっかけの質問を行った田村智子参院議員(共産)ら国会議員10人が参加した。

 ヒアリングに応じた地元の野党議員は桜を見る会が総理の後援会拡大に利用されているのではとの旨の追及本部の問いに「そう思っている」と税金で催される「桜を見る会」が総理後援会の会員拡大に使われているように認識していることが分かった。「政治家は疑念を持たれれば自ら丁寧に説明していく必要がある」との総理のこれまでの発言に沿う国会での丁寧な説明が強く求められている。(編集担当:森高龍二)