ホンダは12月11日、2012年北米国際自動車ショーにスーパースポーツ「NSXコンセプト」、新型「アコードクーペコンセプト(北米仕様)」などを出展すると発表した。
ホンダの北米における現地高級車ブランドとして誕生し、今や世界ブランドとなりつつあるAcura。そのAcuraが今回目玉車種として世界初披露するのが「NSXコンセプト」である。1990年に初代NSXが誕生して以来世界中で愛され続けているスポーツカーの名前とDNAを受け継ぎながらも、優れた走行性能と環境技術などをバランス良く融合した、次世代のスーパースポーツの方向性を示すモデルとなっている。
また、今回の北米国際自動車ショーでは、Acuraでは初となるハイブリッド技術を含む、3つのタイプのパワートレインを持つ新型コンパクトセダンの「ILXコンセプト(北米仕様)」も発表、さらに、2代目新型「RDX(北米仕様)」のプロトタイプも同時に発表されるという。
ホンダブースにおいては、新型「アコードクーペ(北米仕様)」のコンセプトモデルを初披露。このコンセプトカーは2012年秋にフルモデルチェンジが予定されている9代目北米アコードのデザインの方向性を示すモデルとのこと。Acuraの「ILXコンセプト」市販モデルおよび新型「RDX」はともに2012年春の販売を予定、ホンダの新型「シビック」「CR-V」に続きアコードも2012年秋にフルモデルチェンジなど、環境性能とFUN性能、客のニーズと技術の進化を両立した様々なラインアップが来年も続々と市場に登場することになる。
なお、北米国際自動車ショーは毎年1月に米国ミシガン州デトロイトで開催されており、2012年は1月9日から10日がプレスデー、1月14日から22日が一般公開となっている。盛況のうちに幕を閉じた東京モーターショー2011。北米でも大いに盛り上がり、日本の品質を世界が再認識する絶好の機会となることを期待する。