国民民主党の玉木雄一郎代表は党の定期大会で「消費を軸とした新しい好循環を作っていかなければならない」とし、党の政策に「家計・教育・科学技術の3Kを中心とした経済発展のモデルを示していく。不況の入口にある日本経済と国民生活を救うため、今、大型の『家計減税』が必要。その具体策を示していく」との考えを強調した。
また安倍政権から政権を奪取するため「野党の大きなかたまり」を目指すとして「国民民主党の理念、基本的な立ち位置、基本政策を堅持しつつ、最大限の協力を野党間で行い、全員の勝利を目指す」考えを述べた。
玉木代表は「私たちは穏健保守からリベラルまでを包摂する『改革中道政党』という理念を掲げ、正直で偏らない現実的な政治を目指す政党。そのために必ず政権を担うのだという強い意志と責任感を共有した政治集団」と立ち位置を示した。そして「近い将来、必ずや、政権の一翼を担おうではありませんか」と呼び掛けた。
ただ、連合組織に大きく依存している状況の中、無党派層からの支持をえることには成功をしておらず、各種マスコミの世論調査でも党発足からこれまで政党支持率は1%と低迷。同じ野党の立憲民主党からも大きく水をあけられている。なぜ支持が広がらないのか、党として詳しい分析こそ必要な状況のようだ。(編集担当:森高龍二)