安倍晋三総理は1日、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の提言を受け、1か月程度、今の枠組みで延長する考えを示した。4日に最終決定する方針。
安倍総理は「緊急事態宣言の下、国民の皆様の多大な御協力により、我が国においては諸外国のような爆発的な感染拡大を逃れており、一定の成果が現れ始めているというのが専門家の皆様の評価」とした。
その一方で「累積の感染者は1万人を大きく上回り、医療現場は依然厳しい状況にあることから引き続き国民の皆様の御協力が必要というのが専門家の皆様の見解だった」と述べた。
これを踏まえ、安倍総理は「西村康稔経済再生担当大臣に対し、現在の緊急事態宣言の枠組みを概ね1か月程度延長することを軸に、専門家の皆様の御意見を伺いながら、地域の感染状況に対応した対策を速やかに調整するよう指示した」とし「各地域の感染状況、最新データを専門家の皆様に十分に御検討いただいた上で御意見を伺い、4日に決定したいと考えている」とした。(編集担当:森高龍二)