森大臣「内閣と並行し協議」結果を検事総長に

2020年05月27日 05:31

 記者宅で賭けマージャンをして辞職した東京高検の黒川弘務前検事長に対する処分が「訓告」になった背景に「官邸が懲戒にはしない」としたため法務省が内規処分にしたと共同通信が報じたことを受け、25日、参議院決算委員会で立憲民主党の勝部賢志議員が「訓告処分」にした経緯を質した。

 森まさこ法務大臣は「任命権者の内閣とも並行して協議し、監督上の措置として最も重い訓告が相当と考え、その旨、検事総長に伝えた。検事総長において、訓告が相当と判断したとの連絡をいただいた。当日、内閣にも報告し、異論なく、訓告の処分を行った」と答弁。「任命権者の内閣とも並行し協議」していることから、官邸の意向が反映する余地は推定される。

 森大臣は「協議の中で、様々な意見も出たが、法務省での様々な先例を参考にしたうえで、訓告処分に決めた」と述べた。そして森大臣は「(訓告が相当と)意見として検事総長に伝えただけ」と述べ、処分の内容(訓告)は検事総長が判断し、決定した旨を強調した。

 ネット上では「検事総長に国会や記者会見で処分経緯を説明させないと国民の不満は収まらないと思う」「訓告処分を国民のだれもがおかしいと思っている」「安倍内閣の面々は発言が二転三転し信用できない」「モリカケ問題で忖度してきた黒川さんを擁護するつもり」など不信感を示すツイッターが多い。客観的資料を示し、説明を裏づける必要がありそう。(編集担当:森高龍二)