「ＧｏＴｏトラベル」キャンペーン。東京都民と東京訪問者を対象外に、２２日スタートすることになった。この措置を疑問視する声やキャンペーン実施は「感染症流行の収束後」としていたこととの整合性について、自民党内からも疑問の声が上がっている。
自民党の石破茂元幹事長は１７日のブログに「東京を中心とする感染者の拡大が止まらない中、東京発着と都民を除外して実施されることとなった。このキャンペーンの意義は否定しないが、令和２年度補正予算案において、この実施を決定した文書には実施時期を『今回の感染症の流行収束後』と明記してあったはず」と指摘し「この整合性を説明出来るようにしなくてはならない」と政府に求めた。
石破元幹事長は「今は、まず何より、体力的、精神的、経営的に厳しい状況にある医療関係者への支援が優先されるべきではなかったか」と強い思いを綴った。
そのうえで「すべての地域や関係者が満足するような政策はあり得ないが、不公平感を極力減らし、多くの人が得心するための努力は今後更に行うべき」と政府に対して苦言を呈した。（編集担当：森高龍二）
